2007年 国際バラとガーデニングショウ(準優秀賞)

2007年 国際バラとガーデニングショウ(準優秀賞)

『蒼い日々 ~Secret Garden~』

苔むし 実生の草木におおわれた老木を住処とする小人たちは 
自然にいだかれ 穏やかな日々を 永く過ごしていた

老木と時を共にするほどに その存在は一つに溶け合い
周囲を包む草木・水・空の蒼さは 一層と深みを増していく

やがてその蒼さはすべてを包み込み
深い森にSecret Gardenをつくり出す

誰も知らないその場所で
小人たちは今も過ごしている
蒼い日々を

〈解説〉
苔生し、今にも朽ち果てそうな老木に、実生で生えてきた新たな命が宿る姿で自然の永続性を、老木を人間の住処とすることで、人間と自然の共存によって生まれる空間と時間の調和の美しさを表現した。